2010年 03月 30日
キンケトラカミキリ |
(2008年5月28日採集)
鮮やかな黄色が美しいトラカミキリ。
体長9.5-13.5mm(撮影個体は約12mm)、幼虫はケヤキやエノキ、エゾエノキなどのニレ科樹木を主な寄主植物とし(他の広葉樹の報告もあるという)、成虫はケヤキの伐採木に集まるほか、カエデ類などの花上からも得られる。
北海道・本州・四国・九州に分布する。
写真の個体は確か、ハナアブ採集でカエデ類を掬っていたときに採れたものだったと思う。
ケヤキは本来北海道には分布しないが、たまに植裁されたものを見かける(職場の樹木見本林にも植えられているしね)。
エゾエノキは北海道(石狩低地帯以南)に自生しており、それを食草とするゴマダラチョウが近所で採集された記録があるということで、知り合いの学芸員さんから探すよう言われて探したことがあったが、残念ながら見つけられなかった。
この辺りでは、上ノ国町の上国寺境内にある大木が有名なのではないだろうか。
一度見に行ったことがあり、何だか弛んだ皮膚のような幹は、少々グロい感じがした。
でも久しく見ていないので、また行きたいなぁ。
by tsuchihashia
| 2010-03-30 20:35
| 鞘翅目