2010年 09月 26日
最近の蛾 |
22日頃からまた一段と冷え込むようになり、外灯回りにはフリースなどを着込まなければ行けなくなってしまった・・・。
クスサンはだいぶ少なくなったが、秋のヤママユであるヒメヤママユは、23日に飛び回る1頭を見たきり。
ウスタビガやクロウスタビガも、そろそろ出てくるのではないかと楽しみにしている。
【ヤガ科】 オオタバコガ Helicoverpa armigera armigera
(2010年9月23日、厚沢部町本町) キイロキリガ Xanthia togata
(2010年9月23日、土橋自然観察教育林)
秋にのみ現れる美麗種。本種とは、ぜひまたお会いしたい。 オオバコヤガ Diarsia canescens
(2010年9月23日、厚沢部町本町)
【シャクガ科】 ナカウスエダシャク Alcis angulifera ?
(上:2010年9月23日、土橋自然観察教育林)
(下:2010年9月24日、土橋自然観察教育林)
「みんなで作る日本産蛾類図鑑」では見つけられず、どうしようかと思案した結果、苫小牧で蛾を中心に撮影されている方のブログにお邪魔して、「9月」の記事を片っ端から眺めていった。
すると、「ナカウスエダシャク」か「ヒメナカウスエダシャク」のどちらかではないかと見当を付けることが出来た。
「みんな蛾」によると、ヒメナカウスエダシャクは「夏、亜高山帯」、ナカウスエダシャクは「春~晩秋、低地~山地」と解説されていることから、9月に苫小牧で確認されているためヒメナカウスエダシャクの可能性も捨てきれないが、もう一方のナカウスエダシャクではないかと判断した。
こういう触角をしたシャクガは本当に好きだ。 Photoscotosia 属の一種 Photoscotosia sp.
(2010年9月23日、厚沢部町本町)
この属は「ネグロウスベニナミシャク」と「オオネグロウスベニナミシャク」の2種から成り、両種を確実に区別するためには、前翅裏面の外横線の前縁部付近を見なければならないという。
そんなところはもちろん見ていなかったので、sp.としておく。
しかし、裏面が同定ポイントになることもあると知れたのは良かったし勉強になった。
だからと言って今後撮影するすべての蛾の裏面を撮ろうとはまったく思わないが、とりあえず次に本属の種を見かけたら、絶対にそこは確認するようにしよう。 ナナスジナミシャク Venusia phasma
(2010年9月25日、土橋自然観察教育林)
最近、最もよく見られる小さなシャクガ。
日中にパラパラと何頭も飛ぶさまは、桜の花びらが舞い散っているようでなかなか良い。
【ヒトリガ科】 ゴマダラベニコケガ Barsine pulchra leacrita
(2010年9月23日、厚沢部町本町)
このセンスは、いつ見ても凄い。
蛾の写真だけでは何なので、先日撮った夕焼け写真でも。 (2010年9月24日、厚沢部町新町)
安野呂川にいるアオサギや右端にある風車がシルエットとなり良い雰囲気を醸し出していたが、このサイズでは分からないか・・・。
クスサンはだいぶ少なくなったが、秋のヤママユであるヒメヤママユは、23日に飛び回る1頭を見たきり。
ウスタビガやクロウスタビガも、そろそろ出てくるのではないかと楽しみにしている。
【ヤガ科】
(2010年9月23日、厚沢部町本町)
(2010年9月23日、土橋自然観察教育林)
秋にのみ現れる美麗種。本種とは、ぜひまたお会いしたい。
(2010年9月23日、厚沢部町本町)
【シャクガ科】
(上:2010年9月23日、土橋自然観察教育林)
(下:2010年9月24日、土橋自然観察教育林)
「みんなで作る日本産蛾類図鑑」では見つけられず、どうしようかと思案した結果、苫小牧で蛾を中心に撮影されている方のブログにお邪魔して、「9月」の記事を片っ端から眺めていった。
すると、「ナカウスエダシャク」か「ヒメナカウスエダシャク」のどちらかではないかと見当を付けることが出来た。
「みんな蛾」によると、ヒメナカウスエダシャクは「夏、亜高山帯」、ナカウスエダシャクは「春~晩秋、低地~山地」と解説されていることから、9月に苫小牧で確認されているためヒメナカウスエダシャクの可能性も捨てきれないが、もう一方のナカウスエダシャクではないかと判断した。
こういう触角をしたシャクガは本当に好きだ。
(2010年9月23日、厚沢部町本町)
この属は「ネグロウスベニナミシャク」と「オオネグロウスベニナミシャク」の2種から成り、両種を確実に区別するためには、前翅裏面の外横線の前縁部付近を見なければならないという。
そんなところはもちろん見ていなかったので、sp.としておく。
しかし、裏面が同定ポイントになることもあると知れたのは良かったし勉強になった。
だからと言って今後撮影するすべての蛾の裏面を撮ろうとはまったく思わないが、とりあえず次に本属の種を見かけたら、絶対にそこは確認するようにしよう。
(2010年9月25日、土橋自然観察教育林)
最近、最もよく見られる小さなシャクガ。
日中にパラパラと何頭も飛ぶさまは、桜の花びらが舞い散っているようでなかなか良い。
【ヒトリガ科】
(2010年9月23日、厚沢部町本町)
このセンスは、いつ見ても凄い。
蛾の写真だけでは何なので、先日撮った夕焼け写真でも。
安野呂川にいるアオサギや右端にある風車がシルエットとなり良い雰囲気を醸し出していたが、このサイズでは分からないか・・・。
by tsuchihashia
| 2010-09-26 21:40
| 鱗翅目