2010年 12月 16日
漂着種子 |
Dioclea 属の種子を見つけてからというもの、とりわけ漂着種子が気になるようになってしまった。
そのため、見つければほぼ必ず拾ってはいるのだが、あまり種類は集まらず、これまで拾えたのは前回のヒメグルミと、今回の2種のみ・・・。
まだまだ少ないが、今後も注意していきたい対象である。 ハス Nelumbo nucifera ?
長さ約18mm、幅約12.5mm、厚さ約12mm
2010年11月25日、江差町伏木戸町で採集
さて、上の種子は、以前に写真を載せた際に、「Beachcomber’s Logbook」のShigeさんから、ハスの実ではないかとご教示を頂いたもの。
中山ほか(2004)で調べてみると、サイズこそ一致しなかったもののとてもよく似ていたので、「?」付きでハスとして記録しておきたい。
Shigeさん、ありがとうございました。 ハイイヌガヤ Cephalotaxus harringtonia var. nana ?
長さ約16mm、幅約9mm、厚さ約8.5mm
2010年12月8日、江差町柳崎町で採集
一方こちらは、見つけた時から「何か見たことあるな~」という気はしていたが思い出せず、標本写真を撮っている最中に、昔見たハイイヌガヤの種子に似ていることに気付いた。
こちらもサイズが一致しなかったが、それ以外は中山ほか(2004)の記述とほぼ一致したので、「?」付きでハイイヌガヤとした。 発見時の写真 (2010年12月8日)
陸上に生育しているものであれば、植物体を調べれば何の種子かはほぼ特定出来るが、それが漂着したものとなると、特定はかなり難しい。
それを、「ああでもない、こうでもない」と紆余曲折しながら調べて絞り込んでいく過程が、漂着種子の楽しみ方の一つと言えるだろう。
参考文献
中山至大・井之口希秀・南谷忠志,2004.日本植物種子図鑑.東北大学出版会,仙台.678pp.
そのため、見つければほぼ必ず拾ってはいるのだが、あまり種類は集まらず、これまで拾えたのは前回のヒメグルミと、今回の2種のみ・・・。
まだまだ少ないが、今後も注意していきたい対象である。
長さ約18mm、幅約12.5mm、厚さ約12mm
2010年11月25日、江差町伏木戸町で採集
さて、上の種子は、以前に写真を載せた際に、「Beachcomber’s Logbook」のShigeさんから、ハスの実ではないかとご教示を頂いたもの。
中山ほか(2004)で調べてみると、サイズこそ一致しなかったもののとてもよく似ていたので、「?」付きでハスとして記録しておきたい。
Shigeさん、ありがとうございました。
長さ約16mm、幅約9mm、厚さ約8.5mm
2010年12月8日、江差町柳崎町で採集
一方こちらは、見つけた時から「何か見たことあるな~」という気はしていたが思い出せず、標本写真を撮っている最中に、昔見たハイイヌガヤの種子に似ていることに気付いた。
こちらもサイズが一致しなかったが、それ以外は中山ほか(2004)の記述とほぼ一致したので、「?」付きでハイイヌガヤとした。
陸上に生育しているものであれば、植物体を調べれば何の種子かはほぼ特定出来るが、それが漂着したものとなると、特定はかなり難しい。
それを、「ああでもない、こうでもない」と紆余曲折しながら調べて絞り込んでいく過程が、漂着種子の楽しみ方の一つと言えるだろう。
参考文献
中山至大・井之口希秀・南谷忠志,2004.日本植物種子図鑑.東北大学出版会,仙台.678pp.
by tsuchihashia
| 2010-12-16 20:13
| ビーチコーミング