2011年 05月 25日
フタモンアシナガバチ |
(2011年5月19日、江差町柳崎町)
ハマエンドウ以外に咲いていた花はセイヨウタンポポくらいで、何か虫がやって来ていないかと見たら、初めて見るアシナガバチの仲間がぽつらぽつら訪花していた。
腹部に2つの紋があるのが特徴的で、このようなアシナガバチは、北海道にはフタモンアシナガバチとトガリフタモンアシナガバチの2種が分布していることが分かった。
この2種は極めてよく似ているが、混生はしていないようで、渡島半島にはフタモンアシナガバチが、それ以外の地域にはトガリフタモンアシナガバチが分布しているということだった。
また、前胸背後縁の黄線が前縁の線と融合していればフタモンアシナガバチ、前縁近くで途切れていればトガリフタモンアシナガバチということであった。
写真の個体は、撮影地域や前胸背後縁の黄線が前縁の線と融合していることから、フタモンアシナガバチであると言える。
キアシナガバチ同様本種も美しく、出合えたことが嬉しかった。
by tsuchihashia
| 2011-05-25 22:12
| 膜翅目