2011年 10月 15日
ナシ属の一種 -その2- |
(その1つづき) ナシ属の一種 Pyrus sp. の果実
(2011年10月6日、江差町水堀町)
佐竹ほか編著(1999)のナシ属の項に検索表を見付けたので、それを引いてみた。
最初のキーは、果実のガク裂片の有無。
果頂にガク裂片が残存するのであればイワテヤマナシになるが、これには残存していない。 (2011年10月6日、江差町水堀町)
次がもう最後で、キーは葉の鋸歯の状態。
鈍鋸歯またはやや鋭鋸歯であればマメナシ、先端が芒状に伸びた鋭鋸歯であればヤマナシとなる。
採集していた葉を見たら、先がシュッと伸びる、芒状の鋭鋸歯。
ということで、ヤマナシに落ちた。 鋸歯
ヤマナシは、本州・四国・九州;朝鮮半島南部・中国に分布し、人家近くの山中に生育することから、日本のものは古い時代に中国から渡来したという説もあるようだ。
果実は直径2~3cmで、果肉は硬くて渋く、まずいという。
写真の果実は直径約5.9cmとやや大きく、またせっかくの機会だからと持ち帰って生食してみたが、ジャリジャリとしていてやや酸っぱかったものの、まずいというほどではなかった。 食べた際に取り出した種子
それにしても、何故こんなところに生えているのか?
この個体の由来が、とても気になる。
(2011年10月6日、江差町水堀町)
佐竹ほか編著(1999)のナシ属の項に検索表を見付けたので、それを引いてみた。
最初のキーは、果実のガク裂片の有無。
果頂にガク裂片が残存するのであればイワテヤマナシになるが、これには残存していない。
次がもう最後で、キーは葉の鋸歯の状態。
鈍鋸歯またはやや鋭鋸歯であればマメナシ、先端が芒状に伸びた鋭鋸歯であればヤマナシとなる。
採集していた葉を見たら、先がシュッと伸びる、芒状の鋭鋸歯。
ということで、ヤマナシに落ちた。
ヤマナシは、本州・四国・九州;朝鮮半島南部・中国に分布し、人家近くの山中に生育することから、日本のものは古い時代に中国から渡来したという説もあるようだ。
果実は直径2~3cmで、果肉は硬くて渋く、まずいという。
写真の果実は直径約5.9cmとやや大きく、またせっかくの機会だからと持ち帰って生食してみたが、ジャリジャリとしていてやや酸っぱかったものの、まずいというほどではなかった。
それにしても、何故こんなところに生えているのか?
この個体の由来が、とても気になる。
by tsuchihashia
| 2011-10-15 21:46
| 植物