2011年 10月 25日
ブナハウラコメツブフシ |
(2011年10月14日、厚沢部町本町太鼓山)
虫こぶの命名の仕方については数日前に書いたが、そのルールに従って、初めて見る虫こぶの名前を自分なりに考えてみるのも面白い。
この虫こぶを見た時にパッと思い浮かんだのは、形がジュズの果実のようだったので、「ブナハウラジュズミフシ」。
「なかなか良い名前だわい」と、一人悦に浸っていたが、それも図鑑を見るまで。
正式には「ブナハウラコメツブフシ」といい、なるほど形だけでなく大きさまでも上手く表しているといたく感心すると同時に、「負けた!」とも思った。
(2011年10月14日、厚沢部町本町太鼓山)
この虫こぶは、ブナハウラコメツブタマバエによって、ブナの葉裏の主脈と側脈の分岐部分に形成される。
ちなみに、虫こぶを調べる時にいつも利用させてもらっているサイト「北海道の虫えい」に掲載されているブナハウラコメツブフシの写真は、我が町厚沢部町で去年撮影されたものだった。
by tsuchihashia
| 2011-10-25 21:19
| 双翅目