2008年 06月 27日
今日の森 |
見本林のクロクサアリのコロニーをチラ見するが、ハラビロミズアブはいなかった。
森の入り口から小沼のほうへ下っていく坂道の途中の倒木にベッコウタケ?が生えており、モンキゴミムシダマシがたくさん集まっていた。
小沼付近の木道では、もう良い時季だと思っていたサラサヤンマを1♂だけ目撃。
もっと見られるかと思っていたので、ちょっと拍子抜け。
この木道周辺では、良好な湿地に生息するというキヒゲアシブトハナアブが見られる。
今時期は、お腹を卵でパンパンに膨らませた♀個体が、お化けのようになったミズバショウの葉にとまっている。
木漏れ日が差し込む場所では、アイノオビヒラタアブの♂たちが、占有行動をとっているのが見られた。
林内のトドマツの倒木にはハラアカハラナガハナアブが集まってきていた。
これは教育林から北海道初記録として報告された種。
雌雄で腹部の紋が違い、♀は後腿節が鮮橙色を帯びているので別種かと思ってしまう。
花ではエゾタツナミソウが爽やかな青い色を見せてくれていて、ガマズミも満開(虫の姿はまったく見られなかったけど)。
足元にサルナシの花がたくさん落ちていて、頭上で咲いていることを知った。
オオウバユリやクルマユリ、ウリノキなどの蕾も、徐々に膨らみ始めてきていた。
今日の生き物
開花植物
シロツメクサ・セイヨウタンポポ・ブタナ・エゾタチカタバミ・ヘビイチゴ・マルバヒレアザミ・ヤブタビラコ・オニシモツケ・ヒメヘビイチゴ・フランスギク・ヒメジョオン・コウリンタンポポ・クモキリソウ・トンボソウ・スズムシソウ・ノイバラ・ナワシロイチゴ・コナスビ・エゾタツナミソウ・ツルアジサイ・ハナニガナ・トチバニンジン(初認)・ガマズミ・サルナシ(初認)・アオハダ・ズダヤクシュ・オククルマムグラ
鳥類
ヤブサメ・キビタキ・ヒヨドリ・コゲラ・ハシブトガラス・カワラヒワ・イカル・オオルリ・キジバト・アオバト・アカショウビン・ウグイス・ツツドリ・ヤマガラ・アオジ
その他
キベリヒラタアブ・ナミルリイロハラナガハナアブ・キヒゲアシブトハナアブ・アイノオビヒラタアブ・ハラアカハラナガハナアブ・ムツボシハチモドキハナアブ・キガオハラナガハナアブ・ヨコジマナガハナアブ・ヒメハチモドキハナアブ・モトドマリクロハナアブ・ニトベナガハナアブ・ホソヒラタアブ(双翅目)、オオヨモギハムシ・アカアシクワガタ・カタクリハムシ・オオゾウムシ・ハンノキカミキリ・モンキゴミムシダマシ・オオコクヌスト(鞘翅目)、サラサヤンマ(蜻蛉目)、エゾハルゼミ・ヘラクヌギカメムシ(半翅目)、オオスズメバチ(膜翅目)、アマガエル(両生類)、カナヘビ(爬虫類)、オカモノアラガイ・クリイロキセルガイモドキ(陸産貝類)
by tsuchihashia
| 2008-06-27 22:23
| 土橋自然観察教育林