2008年 07月 06日
今日の森 |
曇っていて、じっとりと蒸し暑い。
何をせずとも汗が滲んできて、まるで本州にいるかのようだ。
久しぶりに時間をかけて林内を巡回。
樹木見本林ではウメガサソウが見頃を迎えている。
ヒトツバイチヤクソウやイチヤクソウの開花はもう少し先といったところか。
草刈が入るので、刈り残しておきたい植物がある所は杭で囲ってピンクテープを張っているのだが、なかなか全てを残すというのは難しい。歩けば歩くだけ見つかってしまう。
多年草は地下部が残ってさえいれば来年も出るのだろうけど、これは気持ちの問題。
刈られるのは忍びないので試しに移植してみたオトギリソウは、うまく定着したようだ。でもイチヤクソウ類なんかは、やるとしたら難しそう。出来るだけ周りの土を多く取れば、定着するのだろうか?
いや、でも、ベストなのは、いま生育している所に残すこと。
来年は園芸用の支柱でも大量に買ってもらって、囲いまくろう。
いずれ見本林を、植栽された樹木だけでなく、林床植物も一緒に観察できる場所にしていけるようにするためにね。
林内では1箇所だけクルマユリが開花していた。
これからどんどん咲いてくるだろう。
クルマユリ Lilium medeoloides
ヒノキアスナロ林内では、キヨスミウツボの蕾を見つけることが出来た。 キヨスミウツボ Phacellanthus tubiflorus
久しぶりに、セミの幼虫から発生する冬虫夏草、オオセミタケも見つけた。
僕が教育林で見つけた冬虫夏草の第1号となった、思い出深い種である。
オオセミタケ Cordyceps heteropoda
本種は「カラー版 冬虫夏草図鑑」(清水大典著、家の光協会刊)によると、エゾハルゼミ・コエゾゼミ・アブラゼミ・ヒグラシなどのセミの幼虫から発生するという。これは何ゼミの幼虫なのだろうか?
地上部はこんな感じ (2006年6月7日撮影)
冬虫夏草とのお付き合いは最近かなり薄くなってしまったが、偶然に頼って少しずつでもこの森の種類を記録していけたらと思う。
今日の生き物
開花植物
ヘビイチゴ・シロツメクサ・コナスビ・ヒメジョオン・オニシモツケ・ムラサキツメクサ・セイヨウタンポポ・エゾタチカタバミ・イヌトウバナ・ウリノキ・キツネノボタン・オククルマムグラ・コウゾリナ・オニタビラコ・クモキリソウ・クルマユリ(初認)・ハナニガナ・ハイイヌツゲ・クリ・マルバヒレアザミ
鳥類
キビタキ・キジバト・ヒヨドリ・オオルリ・カワラヒワ・ヨタカ・シジュウカラ・イカル・ヤブサメ・ヤマガラ・ツツドリ・クマゲラ・キセキレイ・アオバト・ウグイス・アオジ・コゲラ・ヒガラ
その他
オオヒラタシデムシ・ミヤマオビオオキノコ・ナガチャコガネ・オオヨモギハムシ・ハンノアオカミキリ・トホシテントウ・モンキゴミムシダマシ(鞘翅目)、トゲカメムシ・ニイニイゼミ(半翅目)、ヒメハチモドキハナアブ・ニトベナガハナアブ・ムツボシハチモドキハナアブ・ホソヒラタアブ・ハラアカハラナガハナアブ(双翅目)、ミヤマカワトンボ・オニヤンマ・ウスバキトンボ(蜻蛉目)、サッポロマイマイ・エゾマイマイ・オカモノアラガイ(陸産貝類)、オオセミタケ(菌類)・カナヘビ(爬虫類)
何をせずとも汗が滲んできて、まるで本州にいるかのようだ。
久しぶりに時間をかけて林内を巡回。
樹木見本林ではウメガサソウが見頃を迎えている。
ヒトツバイチヤクソウやイチヤクソウの開花はもう少し先といったところか。
草刈が入るので、刈り残しておきたい植物がある所は杭で囲ってピンクテープを張っているのだが、なかなか全てを残すというのは難しい。歩けば歩くだけ見つかってしまう。
多年草は地下部が残ってさえいれば来年も出るのだろうけど、これは気持ちの問題。
刈られるのは忍びないので試しに移植してみたオトギリソウは、うまく定着したようだ。でもイチヤクソウ類なんかは、やるとしたら難しそう。出来るだけ周りの土を多く取れば、定着するのだろうか?
いや、でも、ベストなのは、いま生育している所に残すこと。
来年は園芸用の支柱でも大量に買ってもらって、囲いまくろう。
いずれ見本林を、植栽された樹木だけでなく、林床植物も一緒に観察できる場所にしていけるようにするためにね。
林内では1箇所だけクルマユリが開花していた。
これからどんどん咲いてくるだろう。
ヒノキアスナロ林内では、キヨスミウツボの蕾を見つけることが出来た。
久しぶりに、セミの幼虫から発生する冬虫夏草、オオセミタケも見つけた。
僕が教育林で見つけた冬虫夏草の第1号となった、思い出深い種である。
本種は「カラー版 冬虫夏草図鑑」(清水大典著、家の光協会刊)によると、エゾハルゼミ・コエゾゼミ・アブラゼミ・ヒグラシなどのセミの幼虫から発生するという。これは何ゼミの幼虫なのだろうか?
冬虫夏草とのお付き合いは最近かなり薄くなってしまったが、偶然に頼って少しずつでもこの森の種類を記録していけたらと思う。
今日の生き物
開花植物
ヘビイチゴ・シロツメクサ・コナスビ・ヒメジョオン・オニシモツケ・ムラサキツメクサ・セイヨウタンポポ・エゾタチカタバミ・イヌトウバナ・ウリノキ・キツネノボタン・オククルマムグラ・コウゾリナ・オニタビラコ・クモキリソウ・クルマユリ(初認)・ハナニガナ・ハイイヌツゲ・クリ・マルバヒレアザミ
鳥類
キビタキ・キジバト・ヒヨドリ・オオルリ・カワラヒワ・ヨタカ・シジュウカラ・イカル・ヤブサメ・ヤマガラ・ツツドリ・クマゲラ・キセキレイ・アオバト・ウグイス・アオジ・コゲラ・ヒガラ
その他
オオヒラタシデムシ・ミヤマオビオオキノコ・ナガチャコガネ・オオヨモギハムシ・ハンノアオカミキリ・トホシテントウ・モンキゴミムシダマシ(鞘翅目)、トゲカメムシ・ニイニイゼミ(半翅目)、ヒメハチモドキハナアブ・ニトベナガハナアブ・ムツボシハチモドキハナアブ・ホソヒラタアブ・ハラアカハラナガハナアブ(双翅目)、ミヤマカワトンボ・オニヤンマ・ウスバキトンボ(蜻蛉目)、サッポロマイマイ・エゾマイマイ・オカモノアラガイ(陸産貝類)、オオセミタケ(菌類)・カナヘビ(爬虫類)
by tsuchihashia
| 2008-07-06 23:59
| 土橋自然観察教育林