2008年 10月 19日
セグロヒメツノカメムシ |
昨日の凄まじい雹の影響で、森ではまだ落ちる状態ではない緑色のブナやミズナラ、アカイタヤなどの広葉樹の葉が大量に落ち、遊歩道に厚く積もっていた。 遊歩道はどこもこんな感じ
知り合いの話によると、雹は10分以上も降っていたそうで、収穫を前にした農作物への被害もだいぶあったそうだ。
そんな状態の森を歩いていると、トドマツの倒木上に、小さなカメムシを見つけた。
小楯板に錨のような形をした黒色紋を持つ、ツノカメムシ科Acanthosomatidaeのセグロヒメツノカメムシだ。 セグロヒメツノカメムシ♂ Elasmucha signoreti
国内では北海道・本州・四国・九州に分布し、山地の樹上に生息する。
ヒメツノカメムシ属Elasmuchaは「札幌の昆虫」(木野田君公著、北海道大学出版会刊)には本種と以前紹介したヒメツノカメムシの他、アカヒメツノカメムシE. dorsalisとクロヒメツノカメムシE. amurensisの計4種が掲載されている。
ヒメツノカメムシの仲間もカメムシタケの寄主として稀に見られるが、普段あまり馴染みの無いカメムシということに加え、アカヒメツノカメとクロヒメツノカメは見たことが無いので、同定する際にはいつも戸惑ってしまう。
展示館前のシラカバの幹でも種類は調べていないがそこそこの個体数が見られるので、ここらで一つ、比較標本を作るために採集して、ちゃんと調べてみたほうが良いかもしれない。
知り合いの話によると、雹は10分以上も降っていたそうで、収穫を前にした農作物への被害もだいぶあったそうだ。
そんな状態の森を歩いていると、トドマツの倒木上に、小さなカメムシを見つけた。
小楯板に錨のような形をした黒色紋を持つ、ツノカメムシ科Acanthosomatidaeのセグロヒメツノカメムシだ。
国内では北海道・本州・四国・九州に分布し、山地の樹上に生息する。
ヒメツノカメムシ属Elasmuchaは「札幌の昆虫」(木野田君公著、北海道大学出版会刊)には本種と以前紹介したヒメツノカメムシの他、アカヒメツノカメムシE. dorsalisとクロヒメツノカメムシE. amurensisの計4種が掲載されている。
ヒメツノカメムシの仲間もカメムシタケの寄主として稀に見られるが、普段あまり馴染みの無いカメムシということに加え、アカヒメツノカメとクロヒメツノカメは見たことが無いので、同定する際にはいつも戸惑ってしまう。
展示館前のシラカバの幹でも種類は調べていないがそこそこの個体数が見られるので、ここらで一つ、比較標本を作るために採集して、ちゃんと調べてみたほうが良いかもしれない。
by tsuchihashia
| 2008-10-19 22:22
| 半翅目