2009年 02月 24日
ハナアブメモ |
トゲナガハナアブ属 Spilomyia のハナアブは、ナガハナアブ属 Milesia やヨコジマナガハナアブ属 Temnostoma などとともに、外見がスズメバチに非常に良く似ている。
日本にはエダシゲナガハナアブ S. abdominalis 、オオナガハナアブ S. gigantea 、マツムラナガハナアブ S. permagna 、スズキナガハナアブ S. suzukii の4種が分布しており、そのうち北海道にはマツムラナガハナアブとスズキナガハナアブの2種の分布が知られていた(教育林でもその2種は確認済)。
そして最近、第3の種となるオオナガハナアブが旭川で採集され、その記録が月刊誌上に報告された(中尾・中尾,2008)。
道内にオオナガハナアブが分布することは以前から知られていたことのようだが、これまで正式な発表はされてこなかった。
しかし、これでめでたく、オオナガハナアブが北海道のハナアブの仲間入りを果たしたのだ。
中尾・中尾(2008)に掲載されている写真を見ると、堂々たる体躯の実に格好良い種であることが分かる。
これは是非とも、採集してみたいものだ。
参考文献
中尾 稔・中尾果菜,2008.北海道でオオナガハナアブを採集.月刊むし(454):33. 教育林産トゲナガハナアブ属(同倍率ではないので注意)
(左)マツムラナガハナアブ♂ Spilomyia permagna
(右)スズキナガハナアブ♀ S. suzukii
識別点は、胸部背面の「ハ」の字状模様の有無
その模様があればスズキ、無ければマツムラとなる
北海道のスズキは、本州のものと比べるとそれがあまり目立たないように思う
日本にはエダシゲナガハナアブ S. abdominalis 、オオナガハナアブ S. gigantea 、マツムラナガハナアブ S. permagna 、スズキナガハナアブ S. suzukii の4種が分布しており、そのうち北海道にはマツムラナガハナアブとスズキナガハナアブの2種の分布が知られていた(教育林でもその2種は確認済)。
そして最近、第3の種となるオオナガハナアブが旭川で採集され、その記録が月刊誌上に報告された(中尾・中尾,2008)。
道内にオオナガハナアブが分布することは以前から知られていたことのようだが、これまで正式な発表はされてこなかった。
しかし、これでめでたく、オオナガハナアブが北海道のハナアブの仲間入りを果たしたのだ。
中尾・中尾(2008)に掲載されている写真を見ると、堂々たる体躯の実に格好良い種であることが分かる。
これは是非とも、採集してみたいものだ。
参考文献
中尾 稔・中尾果菜,2008.北海道でオオナガハナアブを採集.月刊むし(454):33.
(左)マツムラナガハナアブ♂ Spilomyia permagna
(右)スズキナガハナアブ♀ S. suzukii
識別点は、胸部背面の「ハ」の字状模様の有無
その模様があればスズキ、無ければマツムラとなる
北海道のスズキは、本州のものと比べるとそれがあまり目立たないように思う
by tsuchihashia
| 2009-02-24 21:36
| 双翅目