2009年 04月 21日
アカアシクワガタ |
今日は久しぶりの雨。なので、ちょっと前のことのメモ。
ちょうど一週間前の4月14日、自宅アパート付近の路上でこの時期には珍しいと思われるものを見つけた。
それは、仰向けになって弱々しく脚を動かすアカアシクワガタの♂。
アカアシクワガタ Dorcus rubrofemoratus (2009年4月14日撮影)
いくら暖かくなってきたとはいえ今頃見られる理由が分からず、咄嗟にどこかで飼育されていたものが何かの拍子に逃げ出したのか? なんてことを思ったりもしたが、そもそもアカアシクワガタが成虫で越冬するのかどうかということも知らない。
そこで、北海道で生息が確認されているクワガタ全種が解説されている堀(2006)を見てみると、アカアシクワガタは成虫で越冬し、数年間は生きると書かれていた。そして、越冬した成虫が早い時期に見られるということもあるらしかった(今回がその例?)。
また、長生きしている個体は体の表面に細かい傷が付いていたり、脛節や大顎の先などが磨り減って丸くなっていたりするということだったが、見つけた個体は前胸背中央部にうっすらとしたヒビが入っている以外は傷も欠けもなく綺麗なものだったので、まだ若い個体なのだろう。
しかしまさか、探してもいないのにこんな時期にクワガタを見ることになろうとはねぇ・・・。
参考文献
堀 繁久,2006.探そう! ほっかいどうの虫.北海道新聞社,札幌.127pp.
ちょうど一週間前の4月14日、自宅アパート付近の路上でこの時期には珍しいと思われるものを見つけた。
それは、仰向けになって弱々しく脚を動かすアカアシクワガタの♂。

いくら暖かくなってきたとはいえ今頃見られる理由が分からず、咄嗟にどこかで飼育されていたものが何かの拍子に逃げ出したのか? なんてことを思ったりもしたが、そもそもアカアシクワガタが成虫で越冬するのかどうかということも知らない。
そこで、北海道で生息が確認されているクワガタ全種が解説されている堀(2006)を見てみると、アカアシクワガタは成虫で越冬し、数年間は生きると書かれていた。そして、越冬した成虫が早い時期に見られるということもあるらしかった(今回がその例?)。
また、長生きしている個体は体の表面に細かい傷が付いていたり、脛節や大顎の先などが磨り減って丸くなっていたりするということだったが、見つけた個体は前胸背中央部にうっすらとしたヒビが入っている以外は傷も欠けもなく綺麗なものだったので、まだ若い個体なのだろう。
しかしまさか、探してもいないのにこんな時期にクワガタを見ることになろうとはねぇ・・・。
参考文献
堀 繁久,2006.探そう! ほっかいどうの虫.北海道新聞社,札幌.127pp.
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by tsuchihashia
| 2009-04-21 22:23
| 鞘翅目
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