2009年 10月 19日
似カメ |
先日久し振りに見つけたカメムシ科 Pentatomidae のアオクチブトカメムシは、金属緑色の中に強い赤味も備える非常に美しいカメムシである。 アオクチブトカメムシ Dinorhynchus dybowskyi
(2009年10月13日撮影)
カメムシ科に属する種の多くは食植性で植物から吸汁するが、アオクチブトは鱗翅目やハバチの幼虫を捕らえ体液を吸う捕食性種。
そのため口吻も、食植性カメムシのストローのように細いそれと比べると、だいぶ幅広く厳つい感じがする。
そしてアオクチブトカメムシと似ているのが、ツノアオカメムシ。
ツノアオカメムシ Pentatoma japonica
(2007年9月30日撮影)
こちらは食植性で、山地のハルニレやシラカバ、ミズナラ、カエデ類、ミズキなどに寄生する。
ツノアオカメムシは確か2007年だったと思うが、展示館周辺で非常に多くの個体を見た年があった。
今年展示館周辺ではそれほど見ないが、俄虫橋では多数見かけた。
両種を見分けるポイントは前胸背側角で、アオクチブトは先端が尖りやや後方を向いているのに対し、ツノアオでは先端が斜めに切断されやや前方を向いている。
アオクチブトとツノアオはともに北海道・本州・四国・九州;シベリア東部・朝鮮半島に分布し、ツノアオのみ中国にも分布する。
(2009年10月13日撮影)
カメムシ科に属する種の多くは食植性で植物から吸汁するが、アオクチブトは鱗翅目やハバチの幼虫を捕らえ体液を吸う捕食性種。
そのため口吻も、食植性カメムシのストローのように細いそれと比べると、だいぶ幅広く厳つい感じがする。
そしてアオクチブトカメムシと似ているのが、ツノアオカメムシ。
(2007年9月30日撮影)
こちらは食植性で、山地のハルニレやシラカバ、ミズナラ、カエデ類、ミズキなどに寄生する。
ツノアオカメムシは確か2007年だったと思うが、展示館周辺で非常に多くの個体を見た年があった。
今年展示館周辺ではそれほど見ないが、俄虫橋では多数見かけた。
両種を見分けるポイントは前胸背側角で、アオクチブトは先端が尖りやや後方を向いているのに対し、ツノアオでは先端が斜めに切断されやや前方を向いている。
アオクチブトとツノアオはともに北海道・本州・四国・九州;シベリア東部・朝鮮半島に分布し、ツノアオのみ中国にも分布する。
by tsuchihashia
| 2009-10-19 22:41
| 半翅目