2010年 10月 08日
最近の蛾 |
【ヤガ科 Noctuidae】 ミドリハガタヨトウ Meganephria extensa (上下同一個体)
(2010年10月1日、厚沢部町本町)
所々にある緑色の点々が、何とも不思議な色をしていて綺麗。 アオバハガタヨトウ Antivaleria viridimacula
(2010年10月4日、土橋自然観察教育林)
苔色が非常に美しい蛾なだけに、とまっていたところが残念・・・。 ギンボシキンウワバ Antoculeora locuples
(2010年10月5日、厚沢部町本町)
金の上着に銀の飾りを纏うゴージャスな蛾。 Sugitania 属の一種 Sugitania sp.
ヤマノモンキリガ Sugitania clara
(2010年10月6日、厚沢部町本町)
保育社の図鑑では「スギタニモンキリガ」1種だが、「みんなで作る日本産蛾類図鑑」によると、現在では3種(スミレモンキリガ、ヤマノモンキリガ、スギタニモンキリガ)に分割されているとのこと。
前翅外側の斑紋が2つであることからヤマノモンキリガかと思うが、スギタニモンキリガとも似ているため、sp.とした。
前翅のデザインが素晴らしい。
KUWAKIRAさんがご教示下さったページにより、本種はヤマノモンキリガであることが判りました。KUWAKIRAさん、ありがとうございました! キトガリキリガ Telorta edentata
(2010年10月6日、厚沢部町本町)
ノコメトガリキリガに似ているが、こちらのほうがちょっと配色が凝っていて綺麗。 ムラサキシタバ Catocala fraxini jezoensis
(2010年10月6日、厚沢部町本町)
とまっていた個体を突きまわし、ようやく下翅を見せてもらった。
静止個体は突いたら、大抵はすぐに飛んで逃げてしまうので、野外でこのように下翅が見られたのはけっこう貴重。
【シャクガ科 Geometridae】 キバラエダシャク Garaeus specularis macutans
(2010年10月2日、厚沢部町本町)
枯葉のような色をしている。波打った翅縁が良い。
【ツトガ科 Crambidae】 マエアカスカシノメイガ Palpita nigropunctalis
(2010年10月1日、厚沢部町本町)
和名どおり、前翅前縁がくすんだ橙色をしている。翅はほぼ透明だが、これは最初からなのだろうか? それともスカシバ類のように、最初は鱗粉があるが、そのうち剥げてしまうのだろうか?
【ヤママユガ科 Saturniidae】 クロウスタビガ Rhodinia jankowskii
(2010年10月4日、厚沢部町本町)
この日が今季初確認であったが、雨に濡れた路面に翅が張り付いていて、とても残念な状態になっていた。
「みんなで作る日本産蛾類図鑑」によると、北海道に分布するものは北海道亜種となっており、本州亜種と比べて翅の地色がやや明るく、透明紋がやや小さい傾向にあるという。
しかし解説では、「道南のものは本州とはかわらない」とされ、亜種の基産地が標茶であるためか、「北海道亜種を使用する場合道東のものにあてることがよいと思われる」とされている。
だがこの個体の透明紋は、「みんな蛾」に掲載されている本州産のものや、以前撮影したものよりそこそこ小さいと思うのだが・・・。 ヒメヤママユ Saturnia jonasii
(2010年10月6日、土橋自然観察教育林)
今年はあまり見かけない。
(2010年10月1日、厚沢部町本町)
所々にある緑色の点々が、何とも不思議な色をしていて綺麗。
(2010年10月4日、土橋自然観察教育林)
苔色が非常に美しい蛾なだけに、とまっていたところが残念・・・。
(2010年10月5日、厚沢部町本町)
金の上着に銀の飾りを纏うゴージャスな蛾。
ヤマノモンキリガ Sugitania clara
(2010年10月6日、厚沢部町本町)
保育社の図鑑では「スギタニモンキリガ」1種だが、「みんなで作る日本産蛾類図鑑」によると、現在では3種(スミレモンキリガ、ヤマノモンキリガ、スギタニモンキリガ)に分割されているとのこと。
前翅外側の斑紋が2つであることからヤマノモンキリガかと思うが、スギタニモンキリガとも似ているため、sp.とした。
前翅のデザインが素晴らしい。
KUWAKIRAさんがご教示下さったページにより、本種はヤマノモンキリガであることが判りました。KUWAKIRAさん、ありがとうございました!
(2010年10月6日、厚沢部町本町)
ノコメトガリキリガに似ているが、こちらのほうがちょっと配色が凝っていて綺麗。
(2010年10月6日、厚沢部町本町)
とまっていた個体を突きまわし、ようやく下翅を見せてもらった。
静止個体は突いたら、大抵はすぐに飛んで逃げてしまうので、野外でこのように下翅が見られたのはけっこう貴重。
【シャクガ科 Geometridae】
(2010年10月2日、厚沢部町本町)
枯葉のような色をしている。波打った翅縁が良い。
【ツトガ科 Crambidae】
(2010年10月1日、厚沢部町本町)
和名どおり、前翅前縁がくすんだ橙色をしている。翅はほぼ透明だが、これは最初からなのだろうか? それともスカシバ類のように、最初は鱗粉があるが、そのうち剥げてしまうのだろうか?
【ヤママユガ科 Saturniidae】
(2010年10月4日、厚沢部町本町)
この日が今季初確認であったが、雨に濡れた路面に翅が張り付いていて、とても残念な状態になっていた。
「みんなで作る日本産蛾類図鑑」によると、北海道に分布するものは北海道亜種となっており、本州亜種と比べて翅の地色がやや明るく、透明紋がやや小さい傾向にあるという。
しかし解説では、「道南のものは本州とはかわらない」とされ、亜種の基産地が標茶であるためか、「北海道亜種を使用する場合道東のものにあてることがよいと思われる」とされている。
だがこの個体の透明紋は、「みんな蛾」に掲載されている本州産のものや、以前撮影したものよりそこそこ小さいと思うのだが・・・。
(2010年10月6日、土橋自然観察教育林)
今年はあまり見かけない。
by tsuchihashia
| 2010-10-08 09:33
| 鱗翅目