2008年 05月 17日
アエカヨコモンヒラタアブ |
バーベキューコーナー近くで、今年もアエカヨコモンヒラタアブが飛び始めた。
採集してみると、翅は油を垂らしたような感じで虹色に輝いており、それは羽化してからまだ間もない個体だということを物語っていた。
今日は風が強いこともあって、占有行動をとっていた雄たちは、風で飛ばされてくる様々なものを自分のテリトリー内から排除しようと、あっちこっちに飛び回って大層忙しそうだった。
本種は今まで北海道からは記録のなかったハナアブで、去年初めて採集したときは何という種か分からなかった。しかし調べていく中でアエカヨコモンヒラタアブだということが分かり、現在は「土橋自然観察教育林で採集されたハナアブ科(2)」と題して作成している採集報告の中で、北海道初記録種として発表されるのを待ってもらっている状態。
ハナアブを採集していると、理由はよく分からないが、極めて限られた場所でしか採集できない種というのがいる(僕が見えていないだけという可能性もあるが・・・)。
このアエカヨコモンヒラタアブも、そんなハナアブの一つ。
今のところ教育林でこのハナアブが見られるのは、冒頭に書いた場所だけ。
そこから僅か数メートル移動しただけで、その姿はまったく見られなくなる。
どういった条件でそうなるのか気になると同時に、教育林のハナアブ相を把握するためには、色々な場所を色々な時期に見ていかなくちゃな~と実感した出来事でもあった。 アエカヨコモンヒラタアブ♂ Epistrophe aeka (2007年5月25日採集標本撮影)
採集してみると、翅は油を垂らしたような感じで虹色に輝いており、それは羽化してからまだ間もない個体だということを物語っていた。
今日は風が強いこともあって、占有行動をとっていた雄たちは、風で飛ばされてくる様々なものを自分のテリトリー内から排除しようと、あっちこっちに飛び回って大層忙しそうだった。
本種は今まで北海道からは記録のなかったハナアブで、去年初めて採集したときは何という種か分からなかった。しかし調べていく中でアエカヨコモンヒラタアブだということが分かり、現在は「土橋自然観察教育林で採集されたハナアブ科(2)」と題して作成している採集報告の中で、北海道初記録種として発表されるのを待ってもらっている状態。
ハナアブを採集していると、理由はよく分からないが、極めて限られた場所でしか採集できない種というのがいる(僕が見えていないだけという可能性もあるが・・・)。
このアエカヨコモンヒラタアブも、そんなハナアブの一つ。
今のところ教育林でこのハナアブが見られるのは、冒頭に書いた場所だけ。
そこから僅か数メートル移動しただけで、その姿はまったく見られなくなる。
どういった条件でそうなるのか気になると同時に、教育林のハナアブ相を把握するためには、色々な場所を色々な時期に見ていかなくちゃな~と実感した出来事でもあった。
by tsuchihashia
| 2008-05-17 22:39
| 双翅目