2008年 05月 24日
不明ハナアブとトワダオオカ |
今日は暖かく、朝からエゾハルゼミが賑やかだった。
昼休み、先日に引き続きオオモミジを掬ってみたが、やはりハナアブは芳しくない。
しかし、最初の一掬いで今まで採集したことのないハナアブが1頭だけだが入った。
うろ覚えだが、双翅目談話会の会誌「はなあぶ」で見た、カクモンアシブトハナアブというのに似ている気がする。
家に帰ったら確かめてみよう。
ハナアブ以外で嬉しかったのは、オオモミジの近くに植栽されているトドマツの幹付近を飛翔していたトワダオオカを採集できたこと。
このカの幼虫は樹洞などにたまった水の中で、他のカの幼虫(いわゆるボウフラ)を捕食して成長する。成虫になると体長13mm近くにもなり、まさに大蚊(オオカ)の名にふさわしい存在感を漂わせる。
こんな大きなカが血を吸いに来たら大変だが、成虫は雌雄とも花の蜜を吸うので心配御無用。
体は青い金属光沢のある鱗粉で覆われ、また、黒い脚の先端付近には白色の部分があり、カとしては非常に美しい。
最初見たときは産卵管の長いヒメバチの仲間かと思ったが、よく見たら違い、幹に止まったところを見てようやく正体が分かった。
しかしこんなときに限ってデジカメは持ってきておらず、取りに戻ろうかとも思ったが、その間にいなくなってしまっては元も子もないので、泣く泣く撮らずに採ってしまった。
撮らずに採るか、撮ってから採るか。
これは実に悩ましい問題である。
〈追記 2008.5.25〉
カクモンアシブトハナアブに似ているような・・・とした不明ハナアブ。調べた結果、カクモンではなく、同じページ内に報告されていたモモブトホソハナアブ属の一種Myolepta sp.に外見が酷似していた。
仮に同種だとすると、これまでのところ発表されている記録としては茨城県の1♂と、奈良県の2♂の計2県3♂しかないと思われる。
またそれらは、奈良県で吸水?に来ていた1♂以外はすべてカエデに訪花していたものが採集されているので、状況も一致している。
今後さらに調べる必要はあるが、とりあえず良さそうなものが採れたみたいだ。
昼休み、先日に引き続きオオモミジを掬ってみたが、やはりハナアブは芳しくない。
しかし、最初の一掬いで今まで採集したことのないハナアブが1頭だけだが入った。
うろ覚えだが、双翅目談話会の会誌「はなあぶ」で見た、カクモンアシブトハナアブというのに似ている気がする。
家に帰ったら確かめてみよう。
ハナアブ以外で嬉しかったのは、オオモミジの近くに植栽されているトドマツの幹付近を飛翔していたトワダオオカを採集できたこと。
このカの幼虫は樹洞などにたまった水の中で、他のカの幼虫(いわゆるボウフラ)を捕食して成長する。成虫になると体長13mm近くにもなり、まさに大蚊(オオカ)の名にふさわしい存在感を漂わせる。
こんな大きなカが血を吸いに来たら大変だが、成虫は雌雄とも花の蜜を吸うので心配御無用。
体は青い金属光沢のある鱗粉で覆われ、また、黒い脚の先端付近には白色の部分があり、カとしては非常に美しい。
最初見たときは産卵管の長いヒメバチの仲間かと思ったが、よく見たら違い、幹に止まったところを見てようやく正体が分かった。
しかしこんなときに限ってデジカメは持ってきておらず、取りに戻ろうかとも思ったが、その間にいなくなってしまっては元も子もないので、泣く泣く撮らずに採ってしまった。
撮らずに採るか、撮ってから採るか。
これは実に悩ましい問題である。
〈追記 2008.5.25〉
カクモンアシブトハナアブに似ているような・・・とした不明ハナアブ。調べた結果、カクモンではなく、同じページ内に報告されていたモモブトホソハナアブ属の一種Myolepta sp.に外見が酷似していた。
仮に同種だとすると、これまでのところ発表されている記録としては茨城県の1♂と、奈良県の2♂の計2県3♂しかないと思われる。
またそれらは、奈良県で吸水?に来ていた1♂以外はすべてカエデに訪花していたものが採集されているので、状況も一致している。
今後さらに調べる必要はあるが、とりあえず良さそうなものが採れたみたいだ。
by tsuchihashia
| 2008-05-24 21:37
| 双翅目