2008年 06月 22日
コマチアリノスアブ |
アリノスアブの仲間は幼虫がアリの巣に寄生し、アリの幼虫や蛹を食べて育つというハナアブとしては変わった生態を持つ。
北海道にはコマチアリノスアブ・シノノメアリノスアブ・ニシキアリノスアブ・ヒゲナガアリノスアブ・ヒメルリイロアリノスアブ・フタオビアリノスアブの6種が分布しており(Hironaga and
Maruyama, 2004)、教育林ではコマチ・ヒメルリイロ・フタオビの3種をこれまでに確認している(野村・廣永,2007)。
今日は樹木見本林の草刈を業者に委託する関係で、刈り残して欲しい箇所をマーキングする作業を行った。
その最中に、下草にとまってじっとしている個体を見つけ、撮影。
アリノスアブの仲間はとても可愛い顔をしているので、かなりのお気に入りだ。
参考文献
Hironaga T. and M. Maruyama, 2004. The Myrmecophilous Hoverfly Genus Microdon (Diptera, Syrphidae, Microdontinae) in Hokkaido, Japan, with
Description of Four New Species. Bulletin of National Science Museum,
Tokyo, Ser. A, 30(2): 87-103.
野村昭英・廣永輝彦,2007.土橋自然観察教育林で採集されたハナアブ科.はなあぶ
(23):57-70.
by tsuchihashia
| 2008-06-22 21:38
| 双翅目