2008年 09月 24日
ニホンカナヘビ |
今日も風が強く寒い。
思わずフリースを着込んでしまった。
昼休み、畑内川周辺をぶらぶらと散歩していたら、クマイザサの葉上で教育林ではこれまで見たことも無いほど大きなニホンカナヘビを見つけた。
写真を1枚撮ったら逃げられてしまったが、乗っかっていた葉の大きさから20cm以上の個体だと推定できた。
ニホンカナヘビ Takydromus tachydromoides
本種はカナヘビ科Lacertidaeに属し、北海道、本州、四国、九州に分布する日本固有種。
教育林では畑内川周辺の護岸部や砂防ダム上で、日光浴をする姿がしばしば目撃される。
北海道にはもう1種、コモチカナヘビLacerta viviparaという種がいるが、これはサロベツ原野周辺から稚内、猿払原野周辺といった道北の一部にしか生息していない。
そのため環境省RDBでは「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」、北海道RDBでは「絶滅危急種(Vu)」に選定されている。
しかし世界的に見ると、サハリンおよび沿海州からヨーロッパにかけてのユーラシア大陸北部やイギリスに分布しており、トカゲの中では最も広く、そして北まで分布している種だという。
また、トカゲ科Scincidaeに属するニホントカゲPlestiodon japonicusも北海道には分布するが、こちらはまだ見たことが無い。
ニホンカナヘビと混同されることもあるが、本種は光沢のあるうろこと幼体時に尾が青いことで区別できる。
参考文献
内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関 慎太郎,2007.決定版 日本の両生爬虫類.平凡社,東京.335pp.
思わずフリースを着込んでしまった。
昼休み、畑内川周辺をぶらぶらと散歩していたら、クマイザサの葉上で教育林ではこれまで見たことも無いほど大きなニホンカナヘビを見つけた。
写真を1枚撮ったら逃げられてしまったが、乗っかっていた葉の大きさから20cm以上の個体だと推定できた。
本種はカナヘビ科Lacertidaeに属し、北海道、本州、四国、九州に分布する日本固有種。
教育林では畑内川周辺の護岸部や砂防ダム上で、日光浴をする姿がしばしば目撃される。
北海道にはもう1種、コモチカナヘビLacerta viviparaという種がいるが、これはサロベツ原野周辺から稚内、猿払原野周辺といった道北の一部にしか生息していない。
そのため環境省RDBでは「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」、北海道RDBでは「絶滅危急種(Vu)」に選定されている。
しかし世界的に見ると、サハリンおよび沿海州からヨーロッパにかけてのユーラシア大陸北部やイギリスに分布しており、トカゲの中では最も広く、そして北まで分布している種だという。
また、トカゲ科Scincidaeに属するニホントカゲPlestiodon japonicusも北海道には分布するが、こちらはまだ見たことが無い。
ニホンカナヘビと混同されることもあるが、本種は光沢のあるうろこと幼体時に尾が青いことで区別できる。
参考文献
内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関 慎太郎,2007.決定版 日本の両生爬虫類.平凡社,東京.335pp.
by tsuchihashia
| 2008-09-24 22:37
| 両生・爬虫類